大阪市阿倍野区のあべのハルカスの展望台「ハルカス300」で1日、七夕イベント「あべのべあの七夕まつり」が始まった。ササ飾りが一足早く七夕ムードを演出する中、多くの来場者が日本一高いビルの展望台で短冊にさまざまな願いを託している。7日まで。
吹き抜けの天空庭園(58階)には、高さ約6メートルの巨大な「シンボル笹飾り」がお目見えした。来場者は地上約300メートルの風になびくササを見上げながら、配布された短冊に「夫婦円満」「家内安全」といった諸願成就を祈念。中には英語やハングル、中国語など外国語も多く見られた。名古屋市から訪れた檜谷とみえさん(80)は、「昨年までに東京スカイツリーや通天閣にも上ったので、今春のハルカス開業を楽しみにしていた。短冊には、これからも元気に旅行できるようお願いした」と話し、絶景に目を輝かせていた。短冊は8日に生国魂神社(同市天王寺区)に奉納。このほか期間中は、同展望台キャラクターの「あべのべあ」に会いたい-と願いを書くと、願いが通じた1人の自宅などにあべのべあが直接訪問するユニークな企画「来て来て!あべのべあ」も盛り込まれている。
-大阪日日新聞より