試練を乗り越えて活躍する初の中国人力士・蒼国来関

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蒼国来SŌKOKURAI

1984年中国内モンゴル自治区生まれ。子供のころからモンゴル相撲に親しみ、同自治区のレスリング学校に入学。中国のジュニア・ランキング(84キロ級)で8位の成績を残すも、日本の相撲に興味を抱き、2003年6月に来日、荒汐部屋に入門。2010年の一月場所で十両昇進、同年九月場所に初入幕。しかし、2011年に八百長問題に巻き込まれ、2年余、日本相撲協会を離れた。2013年3月、裁判で無実を勝ち取り、協会に復帰。一時、十両に陥落したものの、2014年の五月場所で幕内に返り咲いた。現在は西前頭15枚目。荒汐親方や東京都中央区の教育委員を務める部屋のおかみさんと共に、地域のさまざまな活動にも参加・貢献している。

大相撲の力士の数は、五月場所の番付に掲載されている者だけで、647人。このうち実力的に最高位に位置する幕内の力士は東西合わせて42人しかいない。蒼国来が初めて幕内に昇進したのは2010年九月場所のことで、中国人力士としては初めてだった。

幕内と、その格下番付の十両力士を、敬意を込めて「関取」というが、蒼国来が同年1月に十両入りしたしたときは、「中国人力士の関取は36年ぶり」と話題になった。ただ、36年前のもうひとりの力士、清乃華(きよのはな)は両親が中国人ではあったが、大阪生まれの大阪育ち。中国からやってきた力士の関取昇進、入幕は蒼国来が初めてだった。

ー nippon.com より