Record China 配信
2014年1月15日、法制網は、日本の中国人留学生の体験談を掲載した。
先日、英国メディアは「日中の政治関係が悪化する中で、ある人たちが軽視されている。それは日本で生活する中国人だ」と報じた。では、彼らの日本での仕事、学習、生活は政治的な緊張の影響を受けているのだろうか。
北京から千葉県に留学した猛冬(モン・ドン)さんは、「最近は毎日、母親から早く帰国するように言われている」と明かす。以前は1週間に2回ほどだったテレビ電話も、ほとんど毎日のようになった。原因はもちろん、緊張が続く日中関係だ。
猛さんは日本人学生の川口さんとよく将棋をする。2人はともに大学院生だ。将棋が趣味の2人はすぐに意気投合した。猛さんは「実際のところ、日中関係は生活に何の影響もなかった。私個人から見れば、日本の一般人の政治への関心は高くなく、中国人にもとても友好的」と話す。
猛さんの大学では、ゲームやアニメの話題ですぐに中国人留学生と日本人学生が打ち解けられたといい、授業のない時間にはいっしょに酒を飲んだり、カラオケに行ったりするという。日中の緊張関係については、猛さんは「タブー」という言葉で表現し、「中国人学生が持ちださなければ、日本の学生も話題にしない」と話す。
日本に来て半年、猛さんは日中関係の圧力を感じたことはなかったと話すが、最近の安倍首相の靖国参拝でさらに高まる緊張状態の中に、彼はある変化を感じたという。もうしばらくすれば春節(旧正月)になるが、猛さんはもともと友人の川口さんとともに中国に帰り、春節の雰囲気を味わってもらおうと考えていた。ところが、ずっと乗り気だった川口さんは結局、日本に残ることを決めた。
「彼は用事ができたと言っていた。このことについて話してはいないけど、日中関係が影響したのかなと思う」と笑いながら話す。実のところ、猛さんもいくらかほっとした。なぜなら猛さんの母親も、日本の同級生を連れて帰ることは望んでおらず、もし一緒に帰れば気まずい思いをするからである。(翻訳・編集/北田)
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